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1%13 Mid Cut Boots Creeper
品番 1%13
販売価格 58,300円(税5,300円)
在庫数 SOLD OUT !
SIZE


2019年、1%13の第一弾を飾る渾身の力作 : 1%13 Mid Cut Boots Creeper / M.C.B.C

構想10数年、製作5年、3度に渡るサンプル製作を経て生み出された本作は、
製造に関わる全工程をたった1人の職人が作り上げるまさに珠玉の一品です。


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TITLE : 1%13 Mid Cut Boots Creeper / M.C.B.C
BRAND :【 1%13 】
DESIGNER : TAKACHO LONDON
HANDMADE by : VEXTON SHOES
PROCESS : HAND SEW WELTED
MATERIAL : STEER HIDE / CREPE RUBBER / BRASS
COLOR ( UPPER ) : BLACK SUEDE LEATHER
COLOR ( LINNING ) : RED SMOOTH LEATHER
SIZE :25.5~26cm のみ
PRICE : \ 53,000- ( x TAX )

★ 完全受注生産 / シリアルナンバー入り / 専用BOX付き / 日本製

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★ 1%13 Mid Cut Boots Creeper / M.C.B.C / ライナーノーツ ★

1%13 Mid Cut Boots Creeper / M.C.B.C



序章 /

周りはヒッピーだらけの1972年、ロンドンのキングスロード430番地に現れたウルトラロックンロールショップ “ LET IT ROCK “ ジュークボックスを蹴飛ばすとLORD SUTCHの悲鳴が響く。今では当たり前となったサウンドスタイルも、同時期の日本と照らし合わせてみると、時代は高度成長期末期、光化学スモッグとかオイルショックって言われてた昭和47年。フォークがメジャーになり、キャロルがデビュー、山本リンダの どうにも止まらないや、ぴんからトリオの女のみちがリリースされ、お茶の間では仮面ライダー(2号)にマジンガーZ、デビルマンの時代と言う、遥か彼方の大昔の話だ。その当時とてもここ日本では受け入れられない異端の文化は、現代の日本のアンダーグラウンド音楽基盤や文化などが生まれるずっと以前に、既に存在していたと言う信じがたい事実と文化のギャップに強烈な衝撃を受ける。

しかし!そんなハンディを物ともせず、現代を力強く生き抜くTEDDY BOYS、ROCKERS、MODS、PUNKS、NEW WAVES 、GOTHICKS 、そして全てのロンドンファンに愛と情熱を込めてこのエネルギー集合体を送る。


これは日本のサブカルチャー / アンダーグラウンド音楽、靴文化部門に意図的に足跡を残す、紛れもない確信的犯行だ。



俺は物理的、精神的に下記の超高濃度圧縮を行い次世代にメッセージを残す。





外伝 /

2018年 6月、広島からひとつの衝撃的なニュースがここ美濃加茂に飛び込んできた

それは、破棄されたはずの型紙で作られた “ 幻のあの靴 “ が、アマゾンで新品の状態でディスカウント販売されていたと、、、、、




まーじーでー??




俺はどれだけの長い年月、この靴を追い求め、向きあってきたのか?



未だ真相は闇の中



恐ろしくてとても問い合わせできない

否、ここまで来て戻る気はさらさら無い

何故なら、それを上回る素晴らしい結果が生まれたからだ



この誰も知らない衝撃的なニュースの裏側で、フル回転し続けた “ ロックンロール “ があった事を知って頂けたら幸いだ






宣言 /

2019年、1%13の第一弾を飾る渾身の力作は、FB公開告知をしてから数年、出るぞ出るぞと一向にリリースされなかった幻の靴が満を持して発表される。日出ずる国から大英帝国への正式回答。純国産、アップグレード型ラバーソールの最新機種



“ 1%13 MID CUT BOOTS CREEPER “ の登場だ!!!!




謝罪 /

今までに問い合わせを頂いた多くの皆様にここに深くお詫び申し上げます。


遅くなってすいません


許してたもれ


形だけでは許されない理由があったのです

適当では済まされない事実があったのです



ズブの素人が、西洋文化に立ち向かうべく最後の最後までベストな状態に向けてテストし続けていたのです



しかし、かけまくった長い年月に一切の偽りは無し









第1話 / ロンドンドリーミング

1980年初頭、ROBOT SHOES から一足の気になるFootwearがリリースされていた。それは ” デザートブーツタイプのシャープトップエアーソールシューズ “ と言う代物だった。母国イギリスではネオロカビリーの雄 “ POLE CATS “ のギタリスト BOZ が着用しており、日本では “ BLACK CATS “ のメンバーが原宿でROCK A BILLY SHOESとして、これと同形状のラバーソールを履いていた。また、パンクサイドからは、同じく原宿の “ SMASH “ が、いち早くロンドンに別注をかけ、甲部分にゼブラのハラコで切り替えを施した極上のオリジナルシューズをリリースしていた。90年代初頭、現物をSMASHで見たのだが、とてつもなくイカしていた事を今でも思い出す。しかしその当時、俺は80’s ロンドンの残像を捕獲する事が精一杯で、高額なその靴は後回しとなり、結局手に入れる事はできなかった。

物凄くイカした、この靴ともブーツとも言い表せない独特の形状は、イギリスの靴の歴史に裏付けられたディティールによって形成されていた。チャッカブーツ、デザートブーツ、ジョージブーツ等にそのエッセンスは秘められて、デザートブーツは第一次世界大戦中、砂漠地帯でのブーツとしても機能していた事は靴の歴史上有名な話だ。今の時代はググれば一発で判るので、覗いてみれば靴の歴史から見る世の中の動きも知る事ができるだろう。

しかし、粋な顔立ちのこの靴も、80年代当時、インパクトが絶大だった ” 厚手のラバーソール “ に人気が一点集中してしまい、次第に時代から取り残されてゆく運命となる。ギリ同世代の自分でも普通に履いている人達を今まで見た事は無い。母国英国ではハーフブーツは何ら珍しい存在では無かったのだが、日本ではあまり馴染みがない上に、より過激な嗜好を求める当時の若者のニーズには及ばず、ラバーソールとドクターマーチンの陰に隠れ、日本では亜種となってしまったのだ。高額な選択肢の中、どう考えても10代の子供が最初に選ぶ靴では無かった事も単純な理由のひとつであろう。しかし、この類い稀なる形状を1%13の新たなるアイデアと技術、そして本家に負けないガッツを持って最新型として現代に蘇らせる。





第2話 / 経緯

今まで自分がリリースするFootwearは “ Dr Martens 福岡 “ にお願いしてきた。理由は単純、英国の靴そのものを製作してくれる大変貴重なショップだからだ。TOCCATAでオレンジ色のスウェードのDACEを依頼した事がきっかけだったのだが、何処の馬の骨ともわからない俺にも非常に真摯に対応してくれた、絶対的に信頼できる最高のシューズショップなのである。現在もあの時と変わらず、最大限のロンドンプライドとロックンロールの可能性を大英帝国の靴に込め、提案し続けてくれる非常に重要なショップだと俺は考える。

https://www.yashimasangyo.com
https://www.georgecox-shop.jp

そんなDr Martens 福岡と、NO CROSS BOOTSの製作時期に(2010年頃)俺は1%13シューズの後継機として、このMID CUT BOOTS CREEPERの製作相談を行っていた。ガキの頃から気になっていたが、とうとう手に入れる事の出来ないまま姿を消した幻の靴をどうしても具現化したかったからだ。時は2011年、そんなやり取りの中、製作の流れに陰りが出た。それは、今まで使用していた工場が近々閉鎖になるらしいと言う恐ろしいニュースだった。情報が入ってすぐに、俺は担当の冨久氏に連絡。必要なディティールデータを送り、工場閉鎖がされる前に滑り込みで製作に入ろうと試みた。しかしネット時代にも関わらず相変わらずルーズな大英帝国。しばらく待った後、衝撃的な答えが返って来たのだった。それは、過去のカタログから型紙を探してもらったのだが、あろう事か、あまり使われない型紙は破棄してしまったという話だったのだ!!


マジか!!??


捨てなくても良いだろ!!!!


クラシカルな出で立ちに、LONDON - NEW WAVEが混在した奇跡のディティール



愕然とした



二度と辿り着く事は出来なくなってしまったのだ




全ての時間は止まってしまった





第3話 / 再会

時は流れ2013年、1%13はエレクトリックのヒデキ君と共に名古屋で “ ELECTRIC & CHELSEA EXHIBITION “ を開催した。それは我々を取り巻く様々なロンドンを集結させ、新しいエネルギーに変換させる為の総合エキシビジョンだった。その会場で俺は一人の仲間に再会する。名前はナカジ。CHELSEA時代に良く店に遊びに来てくれていた古い友人だ。彼は現在 ” VEXTON “ という名義でオリジナルシューズをリリースしており、独自のロンドン目線からのロックンロールシューズを一足一足手作りで生産している。” GREASE UP MAGAZINE vol 15 “ でも紹介されているので是非チェックして欲しい。そのナカジとJOHNSONS、ROBOTの靴の話から、何やら実際に作れそうな気配が見えて来た。難しい海外生産でのリスク(納期半年以上、間違い/不良品の返品不可、最低ロット24足)を考えたら国産はあり。しかし相手は老舗大英帝国のジョージコックス社、上っ面を真似ただけの中途半端な作りではとても太刀打ちは効かない。かといってこのまま二の足を踏み続けても今後リリースされる事も絶望的



進むしか無い



そう決断した俺は、ナカジと共に荒波の大海に飛び込む事となる。


2013年、歯車はゆっくり回転し始めた





第4話 / 試作から完成までの詳細

考察、検討、再開発、テスト、、、、繰り返しローリングしまくる5年間。手に入らなかったが故に膨らんだ妄想の中、いざ製作するにあたってもう一度機能とルックスを徹底的に洗い直す必要があった。そう、本家英国産にも “ 弱点 “ があったからだ。ハーフブーツスタイルで非常にスタイリッシュなデザインで完結された靴ではあるが、実際にオリジナル80’sの現物を履いてみると、俺はある事に気付いた。それはくるぶしまでの立ち上がりが 中途半端に低い “ 微妙なルックス “ と言う事だった。 この高さはスラックスや長めのストレートジーンズ、コットンパンツ等との相性は非常に良いのだが、スリムジーンズや細身の革パン等のタイトなスタイルとなると、裾の部分でイマイチなスタイリングになってしまうと言う欠点が存在したのだ。決定的だったのはバックル位置が悪く、個体の相性が悪いと締めた時バックルが中央に寄ってしまい本体自体のルックスを損ねてしまうという難点があった(中央バックルの靴もあるけど、わざとにしては中途半端だよね?)また、靴の機能としても不十分な精度が発見された為、1%13は実用性と運動性ディティールにもスポットを当て、真っ向から立ち向かうべく大英帝国の伝統的なハーフブーツを手本に、解体作業から始めていった、、、、

余りにも多すぎるフォーカスポイントと、製作難易度の高さの中、俺とナカジは見えないゴールに向かって前進し続けた。相手が生粋の英国産ROBOT SHOESの為、中々抜け出せないジレンマもあったのだが、オリジナルに忠実な製法を基盤に、素材の近代化、軽量化を行う。

1) アッパー
エレクトリックのヒデキ君からのチュウさんが所有していた実物、オリジナルROBOT SHOESを徹底的に分析し、先ずはソール変更による互換性とブーツ機能を改善させるべく参考資料を探した。お手本となる対象は大英帝国の名機 “ トリッカーズ “ と “ クラークス “ 実際に使用して極点の分析を行い、同時に試作製作に取り掛かる。基本はレギュラーソールやエアソールの為、実際に実生活で使用してみてラバーソールにアッパーを載せた時の状況確認が必須だったのだ。試作が出来上がったら、次は違いやリスク、利点を徹底的に洗い出しながら歩行テストを開始した。また、テスト使用からの形状変化を確認しデザイン修正も緻密に行ってゆく。ルックスは履いてゆくとイカのかたちになる理想型に持っていった。各パーツのカットラインも全て見直しをかけ、どの方向からも美しいラインを模索する。前面から見たラインはナカジと俺の究極のラインだ。また、別物に仕上げるためブーツに寄せてゆくのだが、全高は高すぎると個体バランスを崩し、調整して低くするとハーフブーツとしての意味をなさない。その理想的な形状に到るまでの長い時間、日常生活で粛々とテストを行い続け完成された究極の形態である。ブーツ機能の向上目的で、靴のエンドにドクターマーチンのようなフラップを搭載してテストも行ったが、脱ぎ履きには非常に便利でアクセントとしても有効だったのだが、歩行時に引っ掛かってしまいスタイルを損なう欠点が判明した為、試作3号機で撤去された。

使用される皮革は厚手1.8mmの牛革スウェード。レザー卸業者に岩前とナカジが出向き、靴に最も適した素材の中から、色、風合い、強度を前提に考慮して選び抜いた黒点。上質でマットな質感を保ちながら、力強い張りを保つ為に厚手の接着芯を導入し、更なる強度にも反映させる。

甲の部分のフラット鋲は真鍮製。同様にして異なるダイヤモンド配列は、全体像からポジションを割り出し、更にパーツごとのバランスから焦点を定める。

2) ストラップ
本体の形状、高さが決まってからはストラップの形状と位置の決定だ。靴の表情が決まる場所で、実際正しい答えが無いので最も苦戦したポイントとなる。全方向ミリ単位の調整を行いながら機能、履き心地、ルックスの3大難所に突入してゆく。他のパーツやポジションをまとめながら最も優れた形状と位置に納める作業は至難の技だった。一日数十回と、わざわざ脱ぎ履きの非常に多い環境で使用し続け、強度、使い勝手を計算しながら、かかる負荷を最小限に抑えるポジションを探し続けた。ここだけで2年はかかっているであろう。それぐらい重要な場所だったのだ。ストラップ本体も、あらゆる角度からチェックを入れた究極のカーブ。オリジナルイメージを損なわないよう細心の注意を払いながら設計された重要なパーツだ。並べた時、 “ ロンドンに行きたい “ に登場する “ ROBOT SHOES の店内写真 “ のイメージになるようにと超難解な注文もナカジに入れ雰囲気的にもロンドン化を図る。使用回数が多く、歩行時の負荷の力点ともなる非常に重要な場所なので、強度を保つ為に他の場所とは異なる組み立てで行う。設定位置はポジションが高いと表情が間延びし、低いと履いた時バランスが悪い。長さは、短いと単純にルックスが悪く、長いと履きにくい etc etc etc 、、、、、更にバックルのポジションが悪いと実際の歩行に支障をきたすので、徹底的に弱点を洗い出しての設定だ。実用性とデザインという全く異なるベクトルの極点がここだ。

テストの過程でここにも接着芯で強度を上げる事に辿り着く。皮を変える方法もあったのだが、いかにコストを抑えながら起動させるかは1%13暗黙のルール。そして悪夢のセンターバックルにならないよう計算する地獄の作業だ。ホールの位置はナカジからの提案でトラディショナルで最も美しい4穴。実際使える穴はその内の2個だけなので、使用時の劣化と共に万が一伸びた時に使える穴のバランスを考え決定した究極の2穴と成る。


3) バックル
英国オリジナルROBOTのバックルから忠実に形状を起こし、更にこの靴に合わせて再デザインされた1%13 SPUNKER BELTに使われれるバックルと同じ工程で生産された贅沢なリアル大英帝国経由の1%13オリジナルバックル。色はビンテージゴールドで素材は真鍮製。国内の技術者が一つ一つ手作りで生み出すオリジナルバックルは強度に優れ希少性も高い。ピンの形状もROBOTに近づける為に試作を2回行う。裏に1%13の刻印あり。細部まで絶対に手を抜かない1%13スタイルだ。

4) ライナー
歴代の1%13からリリースされてきたFootwearと連動させる為、ライナーに使われるカラーはイタリアンレッドの皮革を使用する。黒と赤のコントラストについては説明は不要であろう。また、見えない内側に使用されるキャンバス全てを赤にする徹底ぶりは英国ではやらないギミックだ。バラバラになってもかっこいい。

5) インソール
インソールは今回より国内生産となる為デザインを一新する。年間生産数が “ 極めて少ない “ 本作品は、シリアルナンバーを入れるスペシャルな作りである。

6) ソール
生ゴムソールはロックンロールの永遠のテーマ。理由なんかは必要無い。しかし歩行の際、ゴム素材からの負荷は当然かかり、日常生活での利用目的であれば見直す必要性は十分にありだ。英国製は重厚だがその分重いのは当たり前。アメリカ製は軽量だが形状に不備がある。ならばその間をとった現代におけるオリジナルの国産ラバーソールを開発するしか無いと判断し、俺とナカジはオリジナルソール開発に舵を切った。ここは靴として非常に重要なパートであり、非常にデリケートで難所だらけのポイントだったが、もう後戻りはできない。80 ~ 90年代の国内のロックンロールウエアレーベルからリリースされていた国産ラバーソールの黒歴史を払拭する為、我々は手に入るゴム素材の性質を徹底的に分析した。検証の結果、現行素材は現代のゴム製造技術の進歩により、英国に負けず劣らぬ質感である事が確認できた。若干アッシュな色合いで、英国製ラバーソールほど柔らかく無いのだが、異常劣化が少なく、機能重視で選ぶとすれば最善策となる。高さは激渋4番ソール、1%13お得意の高さだ。非常に歩きやすく、アッパー次第でソールのインパクトをフォローする事ができる絶妙な高さだ。製造方法はVEXTONによる、完全手作業でコバを靴に縫い付ける、 “ ハンドソーンウェルテッド “ と言う手縫いの製法を基に “ グッドイヤー製法 “ で仕上げてゆく。実際にROBOTのソールを分解確認して同じ方法で製作したウルトラリアル系なので強度も十二分に保証する。履けばわかる。

7) スタイル
スリムでタイトなスタイルに抜群に合うよう作り込んだが、もちろん他のサウンドトライブにも合わせれるようにテストは完了済み。特筆すべきポイントはかっちりとしたフォーマルなスタイルから、夏の暑い時期にはハーフパンツにも合わせることができ、手抜きのスタイルにおいても完全にロンドン、パンク 、ロックンロールを維持、表現することが可能である。





あとがき /
構想10数年、製作5年、健康被害にも直接繋がる恐れのある側面を合わせ持つ作品の為、手を緩める事が絶対に許されない長くシビアな製作過程は、SDSの曲作りにも似た “ 妥協一切無し “ のセッションだった。俺も応えたが、ナカジも相当応えた事であろう。何せお互いどれもやった事の無い、手探りの作業からのスタートだったからだ。しかし、この5年間、ナカジは一切手を抜く事は無かった。否、逆にこの5年と言う長い間、俺の無茶苦茶な注文を全て受け止めながら水面下でひたすら努力し続けてくれたのだった。試行錯誤を繰り返し、ここに至るまでの3回の試作製作、その一足ごとに各テーマと立ちはだかる問題点に真正面から向かい合い、沸点に向かうべく検証、解体、修正、を繰り返し “ 打倒大手 “ をスローガンに、何度も折れそうな心を奮い立たせ、ひたすらに精度を上げる為だけに突き進んで来たのだった。



幾多の困難を乗り越えて、スーパーロックンロールシューズはこうして再起動された。


ファッションなんていう薄っぺらで安直な言葉でこれを括る事を一切禁じる。これは靴の形をしたロンドン、パンク、ロックンロールだからだ。


俺の次なる目標はこれを履いてキングスロード323のROBOT跡地に立つ


そして、皆さんの新たな物語はここから始まる。


良い旅を




ご注意 /
1%13 mid cut boots creeperは大量生産の靴ではなく、年間生産 “ 約24足 “ と言う、一足づつ丁寧に作り上げる完全オーダーメイドで、ご予約を頂いた方より順に生産を開始してゆきます。恒久的なラインナップですがVEXTONも1%13同様、 “ 完全個人生産 “ で丁寧に作業しておりますので納期はどうしても長くなります。誠に申し訳ありませんが、作品の性質上お待ちできないお客様には対応ができ無い事をあらかじめご了承した上でご検討お願い致します。尚、修理/補修は有料にてナカジが死ぬまで承りますのでVEXTONにご連絡ください。またラバーソール特有のソールの減りはシューグー等の靴底補修剤を使用すれば、余計なコストを控える事ができますのでご参考にしてください。

http://vextonshoes14r.ocnk.net


TEXT by TAKACHO LONDON


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