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当店では店頭での販売も行っておりますので、オンラインショップと店頭の在庫は完全にはリンクしておりません。 店頭で完売の場合もありますので、ご了承下さいませ。
1%13 FORDHAM BALDIES WAPPEN (A)FELT
品番 1%13
販売価格 2,200円(税200円)
在庫数 SOLD OUT !


TITLE : 1%13 FORDHAM BALDIES WAPPEN (A)
BRAND :【 1%13 】
DESIGN : TAKACHO LONDON
MATERIAL ( FELT ) : POLYESTER 100%
SIDE EDGE : HEAT CUT
SPEC : SEW ON PATCH ( 背面 糊加工 有り)
COLOR : BLOOD RED
SIZE : 75 mm x 75 mm
PRICE : \ 2,000- ( xTAX )

* 日本製

%13 FORDHAM BALDIES WAPPEN

革ジャンに付けるワッペン作りてーなー

漠然とした思いを巡らせてたある日、新たなるカードが俺に巡って来た。

それはいくつかの小さな点と点が繋がった瞬間だった。

2013年、ロンドンのレコード屋であれこれ物色していた時の事だった。俺は店の隅にあるフライヤーコーナーで1枚のイケてるカードを見つける。それは写真集 “ PUNK’S DEAD “ リリースの告知カードだった。後に調べると2011年リリースのようだったが、当時何故か何処の店でも見かける事がなく、俺が行った本屋やレコード屋では売り切れていた時期だったのだろうという推測だ。フライヤーは重版のための告知なのか、それともただの残りが置いてあっただけなのかも詳細がわからず、ジョーダンの写真が単純にかっこ良かったので、置いてあった数枚のカードを自分の土産として持ち帰る事にした。帰国後、フライヤーを自室の壁に貼ってからは、しばらくその本から気持ちが離れていたのだが、8年経過した2021年、DJモリオのコレクションが、岩前伝いに俺の手元にやって来る事になった。モリオ、ありがとな。自宅にてパラパラと当時のレアな写真の数々を流し見していると、あるページで俺の手は止まった。ん!かっこいい!そこにはseditionaries店内で店員のトレイシーが革ジャンを着て写っている写真だった。更にまじまじと写真を注視してゆくと、見覚えのあるドクロのワッペンが彼女の革ジャンに??気になった理由は、中学生の時TVの再放送で見た映画 “ THE WANDERERS(1979年) “ に一瞬だけ登場する “ FORDHAM BALDIES “ の革ジャンに張り付いているスカルワッペンが何故か彼女の袖に張り付いていたからであった。

THE WANDERERSは1963年のニューヨークのブロンクスを舞台に、そこに集まる様々な人種の少年達の青春群像を描く映画で、製作総指揮はリチャード・R・セント・ジョンズ、製作はマーティン・ランソホフ、監督・脚本はSF映画 ボディ・スナッチャーのフィリップ・カウフマンとローズ・カウフマン、原作はリチャード・プライスによるものだ。撮影はマイケル・チャップマンが担当し、出演はケン・ウォール、ジョン・フリードリック、カレン・アレン、トニー・カレム、アラン・ローゼンバーグ、ジム・ヤングス、トニー・ガニオスなど。イーストマンカラー、ビスタサイズの1979年作品だ。最初はただの面白かっこいい青春映画と思って見ていたのだが、その後何度か観るうちに、その奥に見え隠れする当時の政治、人種問題、そしてベトナム戦争という複雑な時代背景が見えてきた。そして何より当時情報に飢えていた田舎のミドルティーンの俺にとっては、堪らない最高の音楽の数々がそこにはあった。

人伝てに聞いた話によると過去40年の間にリプロは存在していたらしいのだが、自分はオリジナルはおろかリプロさえも見た事が無かった。ネット時代に突入して既に20年は経過した現在でも中々見かける事ができない。人並みにTEDDY BOYは経験したものの、ガチのロックンロールサルベージには到底及ぶはずも無く、マニアでもなんでもない俺がこのワッペンを作ることに何かしらのためらいがあったのも事実だが、先述の “ トレイシーの右腕 “ で結論づいた “ FROM ROCK ’ N ‘ ROLL TO PUNK “ なワッペンを、物の価値が希薄になってしまった現代にどうしても超高濃度で再現したいと考え、再び映画THE WANDERERSから見いだす新しい視点や感性がここを切っ掛けにまた生まれればという願望から、リデザインを進める事にした。


現存する画像やスクリーンショットで捉えた画像から叩き台となるベースのデザインを製作し始めたのだったが、上記に書いたとうり手元に現物が無く、少ない資料から修正に修正を重ね仕上げる画像に正解が見出せず作業は難航する。それでも最終的な沸点に到達して相棒岩前に相談したのだが、お互い資料無しの煮え切らない会議はとうとう暗礁に乗り上げてしまう。時間をかけてリサーチし、画像解析と修正を行って来たのだが、現物が無いと言うどうにもならないハンディが、最終的にこの事案を白紙に戻す事にするという残念な状況に結論づいてしまったのだった、、、、、、


しかし、話はここで終わりではなかった。事実上製作中止が決まった後、他の打ち合わせで名古屋に出向いていた時、岩前が見せたい物ありますと切り出した。彼の手には何と2枚のあのスカルワッペンがあったのだった。驚いた俺はこれはどうした!?と慌てて尋ねる。すると彼は答えた。この話をタトゥーアーティストのCxTxMマサト氏に話したところ、何と彼がコレクションしていたという話だったのだ。流石のずば抜けたセンスの持ち主。そして更にマサト氏は何のためらいも無く参考になるなら使って欲しいと現物を持ってBLACKBOOTSに来てくれたと言う話だった。UNDERGROUND FRIENDSHIPの奇跡に俺は言葉を失った。一度は諦めた名も無きスカルワッペン。消えかかる残像が、ロックンロールタトゥーを介してハードコアパンクに繋がり蘇る奇跡のクロスボーン。最早自分の中で躊躇する理由は何も無くなった。速攻その場で新たな1%13会議を開き、細部の検証と変更点を決定して1%13の新しいラインナップとして再起動させる経緯に至ったのだ。

オリジナルとリプロの両方から徹底検証を行い、ただの復刻では無く1%13としてリリースできるよう、刺繍糸、刺繍方向、色目、背景の素材、処理の仕方 etc、、、 封じ込める事のできる全てのエッセンスと新しいアイデアを投入してサンプル製作に進む。オリジナルとリプロの2枚の違いは刺繍の細かさと目の部分が特徴的だった為、デザインベースはオリジナルを基盤に進行、糸は少ない資料から検証した現在あまり使用されない当時の糸に近い物を選択、背景はトレイシーの革ジャンに張り付いたワッペンに寄せて深紅の赤色に設定。どう仕上がるか不安があったのだが、数週間後に出来上がったサンプルは1発OKの出来映えだった。しかし上がってきた4種類の絶妙なタイプ違いのサンプルは最終着地で選びきれないハイクオリティ。岩前と唸りに唸った結果、同デザイン/ 微妙に違う仕様2種の変則リリースをする運びとなった。

A) 新型仕様
1%13のリリースされたワッペンに同期させる為、背景にフェルト生地を使用。同様の経年劣化を楽しめる素材だ。色目はトレイシーの写真に近ずけたブラッドレッド。写真ではフラッシュライトで明るく写っているとは思うが、それ込みで “ PUNK’S DEAD “ 写真集に寄せる。裏地には糊がついているスタンダードタイプでアイロン接着が可能な万能ワッペンだ。周りを囲む糸処理は現代のヒートカット工法。

B)ビンテージ仕様
古いワッペンに使用されているクラッシックスタイルのツイルコットン生地を目筋から割り出し背景に使用、色目はダークレッドを選択。そして今回こだわり抜いた工法は一般的にはあまり使われなくなったロックミシンで縁取りをするメローエッジ。埃が溜まりにくく軍モノによく使われていた工法だ。古いワッペンと今のワッペンを見分ける違いはここにある。裏地には糊がついていないクラッシック仕様。

製造は頑張れ日本純国産。何度でも言ってやる、自国産業の素晴らしい技術にもう一度目を向けるんだ!継承される日本独自の匠の技を絶やすことはあってはならない!そして共にオリジナルテイストを邪魔しないよう、LOVE & REVENGE 同様1%13のネームが同色の糸で刺繍される。

使い方は無限大、革ジャン、Gジャン、MA-1、カーゴパンツにハーフパンツ、アーミーシャツからネルシャツまで思いついたところにマーキング。やり過ぎず高濃度なドクロワッペンは着けるものの感性により別物に変わる。


もはや単なる復刻の領域を大幅に超えた直径75mmのインナースペース。時間と空間を飛び越えて目前に現れた、ロックンロールとパンクの間を激しくラウンドトリップする本質を、奇跡のワッペンで体感せよ。


TEXT by TAKACHO LONDON

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