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1%13 MINUS ZERO BOOTS (28cm)
1%13 MINUS ZERO BOOTS (28cm)
品番
1%13
販売価格
69,300円(税6,300円)
在庫数
SOLD OUT !
SIZE
28 cm
シリアルナンバー入り / 専用BOX付き / VEXTONによる日本製
TITLE : 1%13 MINUS ZERO BOOTS
BRAND :【 1%13 】
DESIGNER : TAKACHO LONDON
HANDMADE by : VEXTON SHOES
PROCESS : HAND SEW WELTED
MATERIAL : COW HIDE / BRASS
SIZE : 28cm のみ
PRICE : ¥63,000- ( x TAX )
SHAFT : BLACK SUEDE LEATHER
LINNING : RED SMOOTH LEATHER
VAMP & COUNTER : BLACK LEATHER
STRAPS & BACK STAY : BLACK LEATHER
BUCKLE & ZIPPER : NICKEL
SOLE : VIBRAM #100 COMMAND SOLE
OTHERS : ALL BLACK STITCHING
1%13 Minus Zero Boots
2022年が始まった
あらゆる物が、ものすごいスピードで変わり続けながら、時代の渦に巻き込まれ、飲み込まれ、消えてゆく
瓦礫の上に立てるのは誰だ?
知らねーよ
ゼロブーツって何だ??
マイナスゼロってどういう事だよ?
全方向に混乱し続ける現代に、今日も謎のメッセージは送信される
2022年、1%13のリリース第一弾は
マイナスゼロブーツだ
今回の作品は、ロンドンのキングスロードにあった名店 “ ジョンソンズ “ が、80年代初頭に発表した ” ゼロブーツ “ を基盤に、当時カーナビーストリートに店を構えていた伝説のお土産屋 “ メランディ “ で模倣(偽造)販売されていた物を完全融解させ、禁断の未来に向けて新たに作り上げる 超亜種改良ミッション。” オリジナルでは無い “ にも関わらず、瞬間最高得点を弾き出した奇跡(偶然)に、ラロッカで完成された哲学をもう一度細部に落とし込み、リアルタイムのロックンロールブーツとして今ここに残す。
これは偽物が本物へ成り上がる、ブーツによる昇華実験である
最初にネーミングだ。はっきり言おう、ゼロ以外の言葉はない。ゼロはゼロだ。ゼロだからゼロだ。しかし名無しのままではやはりちょっと寂しい。そこであれこれ思案したところ、” 縁も所縁も無くはない “ 自身が体感したゼロに、最も近しい言葉から拝借して今回の名付けとする。そう、ぐるっと見渡して俺にとってのゼロは、ロンドンはポートベロロードにあったレコード屋 ” マイナスゼロレコーズ “ からのゼロだ。初ロンドンの時にBOY別宮さんとCFDLたけしから絶対行くと良いと勧められたレコード屋のひとつで、1店舗スペースの中に両側2店の作りとなった特殊な作りのレコード屋だ。元々ここは1984年にプラスチックパッションというレコード屋で始まるのだが1990年に分裂して2店舗となり、入り口から入って左が “ マイナスゼロレコーズ “ 、右が “ スタンドアウトレコーズ “ と言った構成となる。近くにはラフトレードや、UK/DK、ノッティングヒルの恋人で有名なSAINT TATTOOがある(残念ながら閉店)エリアで、ポートベロマーケットに行く時の楽しみのひとつでもあった。今はググれば色々わかるので、レコード好きなら検索してみると新しい発見もあるだろう。60’s 〜 70’sの音源とパンクロック 〜 ポストパンクが強い両店は、カウンターを一通り見終わった後にリクエストをすると、奥から長い木箱に収まった大量のレア7インチボックスをいくつも出してくれる最高の店で、ダムド、デッドボーイズ、ローズオブニューチャーチ etc etc、、、ゼロブーツに所縁のある音源をここで入手したのも事実だ。ロンドン滞在最終日、帰りのヒースロー空港に向かう直前にINTOXICA、ラフトレードと共に最後のレコードハンティングを満喫できる素晴らしい場所であった。しかし時代の流れはロンドンのレコード業界にも影を落とし始める。都市開発による家賃の高騰とインターネットの発達は、あらゆる地下音楽文化を圧迫し、長い間世界中の音楽ファンの聖地となっていたマイナスゼロレコーズとスタンドアウトレコーズも、その後2011年に閉店となってしまう、、、、、、、
ブーツ本体の形状的なマイナス要素は、トップストラップをギリギリ一つに簡略化した唯一のリアル引き算。オリジナルとの格差はここでつける、、、、、、、、、、が、極稀に個体差で1ストラップも存在するという情報にも嘘偽りは無い。
あれこれ語ってみたが、結局名前は後からついてくるもの。前置きがどうであれ、オリジナルを超越する為に生まれてきた反逆の極上ブーツは、密かに英国レコード文化も巻き込みつつ、2022年 、日の出ずる国から蹴り上げる
外道から王道へ
from outsider to kings road
ジョンソンズはとやかく語るまでもない、ご存知大英帝国のスーパーロックンロールウエア。モッズでならしたロイドジョンソン氏が1979年に50sスタイルを基盤として、あらゆるテイストを盛り込んだで完成させたロックンロールウエアの最高峰である。自身が初めてゼロブーツを目にしたのは1985年。何故か当時、岐阜の柳ヶ瀬にロボットが店を構えており、一階が古着雑貨、二階が英国直輸入フロアの作りで、二階のシューズラックにそれは鎮座していた。もちろん買えるわけがない。次に見たのが86年名古屋今池ハックフィン。ガーゼ、リップクリームのギグだ。うまく言えないのだが、実際に人が履いているゼロブーツはやはりかっこいい。この辺りでようやく囚われ続けた狂ったデッサン、手描きのイラストカタログや、極小グラビア写真のイメージから解放される事となる。その後はみなさん同様の DOLL や宝島、シンコーミュージック系の雑誌等での目撃となる。ダムド、ローズオブニューチャーチ、ウイラードにゾルゲ etc etc etc 、、、 ロッカーズ、テディボーイ、パンク、ハードコア、ゴシック、NW、アンダーグラウンドロックンロール全てに於いて共通するエッセンスを、このゼロブーツは内包していたのだった。余談ではあるがゾルゲのハルヒコさんとは、Chelsea時代に僅かな期間ではあったけど、繋がれた事が本当に嬉しかった。もしこのライナーを見ていてくれたらあの時貸して頂いた貴重なオカルト本の感謝を伝えたいです。
ありがとうございました。もう一回見たいです!!
こちらもあれこれ私感を語ったが、個人的パンク嗜好の優先順位から実際自分で所有することは今まで無く、現在では入手が非常に困難となってしまった為、オリジナルディティールで製作する事に踏み切った。
今までリリースされてきた数々のレプリカと、1%13の大きく異なるフォーカスポイントは下記の3点だ。
1)基本は繰り返しになってしまうが、英国はジョンソンズ /ラロッカのゼロブーツ。零戦、神風特攻隊のブーツが原型と言われる事が多いのだが、実際は同型のブーツは第二次世界戦争中の日本軍には存在せず、大まかなイメージ的なものだったと推察する。バイカーブーツと共に80年代を象徴するPUNK A BILLY ブーツのひとつで、1980年代以降の全世界のミュージシャン、アーティスト、ストリートロッカー達に広く愛された名機中の名機だ。映画やPVでもちょくちょく顔を出してくるので、80年代の映画やPVを気にして観るとまた新しい発見もあるだろう。形状は製造年代と生産者のその時の気分?で微妙に異なり、マニアには堪らない個体差が生み出す絶妙なキャラクターが存在する。本体の製作はご存知、信頼のVEXTON SHOES。 MID CUT BOOTS CREEPERを共に製作した、職人ナカジによる完全特別仕立ての極上品だ。ナカジ自身が最も得意とする範疇で、知識、技術を含め安心して任せる事ができる国内生産最高の切り札と確信する。はっきり言おう。地球上で最も優れたPUNK A BILLY BOOTS & SHOES の製作に特化し、リペアサービスも嬉しいFACTORYスタイルで運営しているVEXTONは、現代のPUNK、R&R文化において非常に貴重な存在だ。下にURLを貼っておくので興味のある方はぜひチェックして欲しい。話を戻してパーツは初期型ゼロブーツからサンプリングを行い、組み立てはルイスレザーのブーツを模範に、屈強な作りのブーツに仕上げてゆく。各パーツの可動部位の構成は4回の試作と長期歩行テストで徹底検証を行い、運動性を最重要課題として歩行時にかかる負荷を完全軽減分散化させた。素材の面では革生産技術の飛躍的な進歩で、オリジナルゼロの素材より遥かに強靭となり、形状は現代的なスタイルにモディファイされ最新型ゼロ号機として産声をあげる。パーツが多く複雑な構造の為、少しの違和感で履いた印象が大きく変わってしまうので、相当神経を使った作り手泣かせのブーツだった。劣化コピーは80年代から90年代にかけて多く出回り、形状コピーという安直なデッドポイントは絶対的なNGとして、細部までに検証をかけて磨きをかける。以前SNSで告知したグレースウェードは、2機のテストサンプル製作を行い最終段階まで開発を続けたのだが、一般的なコーディネイトに相当苦戦することが判明し、止む無くリリースを断念する運びとなった。すまない。
2)からの、今回の最重要ミッション、80年代はカーナビーストリートに存在した 幻の土産(パンク)屋 “ メランディ “ の逆襲だ。 全世界から押し寄せる無限の観光客相手に、ありとあらゆる紛い物を節操なく売り飛ばし、奇跡的に亜種珍種を生み出した伝説の土産屋 “ メランディ “ は、ロンドンのカーナビーストリートに店舗を構え1979年から1995年まで激しく営業していたショップだった。今回その敢えてのど亜種からのDNAを元に、本家とは全く異なる極点に臨みながら、“ オリジナルより歩行環境を改善する “ という、靴本来の到達すべき原点にも立ち返り、強度とデザインとアイデアのクロスオーバーで人類未踏の限界点を超えてゆく。ロックダウン以降の現在も尚悲鳴をあげ続けるカーナビーストリート。すぐには行けないけれど必ずこれでその石畳に立つ。それまではこの日本で、雨の石畳をカーナビーストリートとして擬似体験を楽しんで頂けたら幸いだ。
3)屈強たる現代仕様の剛性は、ソリッドであり続けるハードコア。全パーツ素材、形状の見直しと再編成により、現代的なデザインとして生まれ変わる。屈強たる皮革の選択は国産最上質皮革。本体強度を堅牢にすべく伝統的な製法で、一足づつハンドメイドにより強靱なブーツとして生まれ変わる。ソールはビブラム100番/コマンドソール。オリジナルのレザーソールが醸し出す完成された表情は理解はしているが、強度 / 耐性に難があり、雨、雪、長期使用には決定的な弱点がある事は、所有した誰もが経験した事実であろう。その忌々しい問題点に着眼し、機能面とルックスの改良で辿り着いたのがこのソールだ。個体として、また履いた時のルックスを踏まえて、ソールとアッパーのバランスと本体強化を同時に図りながら、最終精度を次のステージへ押し上げる。今までのゼロブーツとは決定的に違うことが履く事によって理解することが出来るであろう。スウェード部分も同様に激選された上質皮革。下処理を施してある為、滑らかかつ堅牢な質感で従来のスウェードに比べ耐久力を念頭に選ばれている。唯一スウェード本体の持つ弱点としての柔らかさは、皮革の間に接着芯を配置して補強改善がされていてソール同様長期使用にも完全対応する。デザインは上記で示されたMellanddi Taste From Carnaby Street London 82。フロント極太ジップは次世代の証。筒の部分は太すぎず細すぎずをテーマに辿り着いたサイズ感。インアウトどちらでも行けるよう設計されている。ライニングは1%13伝統の赤。コントラストが効いていて脱いでも映える。そしてインソールには1%13の刻印が入る。特筆すべきは、脱ぎ履きにいちいち面倒だった、トップバックルを外してジップを下まで下げる動作は、エンジニアブーツを履くようなジャックブーツスタイルで使用可能になるように、ルックスを損なう事なくサンプル製作毎に細かく調整を行った点だ。
何より、履ける。
気兼ねなく、壊れない、かっこいいブーツが履ける。
それで良いんじゃねーか?
TAKACHO LONDON
https://vextonshoes14r.ocnk.net
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