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1%13 / ELECTRIC VIOLENCE Tシャツ (BLACK/ PURPLE-GREEN グラデーション)
品番 1%13
販売価格 5,280円(税480円)
在庫数 SOLD OUT !
SIZE


TAKACHO氏による1%13 NEW デザインTシャツ

TAKACHO LONDON氏が、SDS期に個人的に挑戦していた " ZODIAC " のデザインです。
美濃加茂デザイン、英国製作、逆輸入を売りにした一品!
エレクトリックへのリスペクトとヒデキ氏のパンクフレンドシップにより出来上がったもので、是非再発させたいと今回、より着やすく、渋い色目でのリリースです。

今回はお家芸のグラデーションに加え、新境地として " ネオフロッキープリント " の登場だ!!70'sでは無い現在の技術により、今まで不可能とされてきた細かいデザインまではっきりとプリントする事に成功した。フロッキー素材によるベルベットな質感が新たな表現と可能性を生み出す。とは言っても主張しすぎないサジ加減。


--COLOR--
BLACK/ PURPLE-GREEN グラデーション

---SIZE---
Sサイズ (着丈61cm/身幅45cm/肩幅42cm/袖丈16.5cm)
Mサイズ (着丈66cm/身幅47cm/肩幅45cm/袖丈18.5cm)
Lサイズ (着丈70cm/身幅50cm/肩幅48cm/袖20cm)

ボディーは、細リブの薄めの生地で、全体に細身です。
洗い込むと馴染むよう細工してあり、つぶれるとセディショナリーズ以上によれてくれます。
基本色は写真と同じですが、職人により完全手作業でプリントされていきますので、
1着1着微妙に色目のズレがでます。たまりません。
かなり、当時のTシャツな雰囲気がバッチリでてます。

以下ライナーノートです。


COPURATION / ELECTRIC VIOLENCE : from ZODIAC to 1%13

今や消費文化の極点に近づいたともされるこの時代、デザインの意味も効力も薄れてしまっているのもひとつの事実。しかしパンクの遺伝子を受けた1%13は単なるその瞬間の満足を得る為だけの使い捨てのデザインの激流に、ありったけの情熱と知識を形にして一石を投じる。それがどのような結果になろうとも、不必要な付加価値やトレンドを完全に無視して、伝えるべき絶対行為として世に送り込む。

パンクの持つ可能性はありとあらゆる身の周りにあり、音楽活動以外にも勿論普及してゆく。当たり前の事を当たり前と見ず、真摯な気持ちで事に臨んでいけばその先には今まで見えなかった新たな道筋が見えてくるものなのである。自分が行ってきた行為も同様で、それは現在の1%13に継承される事となる。

1998年(だったと思う)バンド活動以外の自己表現方法のひとつとして “ ロンドン活動 “ も、日々の探求によりいっそう現実味をおびていっていた。個人的な趣味が講じて、深みにはまったデザイン活動だが、パンクのひとつの表現方法として、” 衣類からの訴え/無言の訴え” に焦点をあて、その当時忘れ去られていた “ 音楽以外のパンク活動 “ を現実化させた。声を発する事のできない衣料にありったけの蘊蓄と、ありったけの真実と、ほんの少しのギミックをぶち込んで情熱をかける。その行為こそまさしくロックンロール、パンクの何者でもなく、結果ウエアデザインの枠を飛び越え、20世紀末から現代に蘇り、再び発信する事が可能となった。キーワードは、もちろん、ロンドン、カムデンだ。

知らない人の為に、少しおさらいだ。振り返る事10数年前、1998年、オレは果敢にもhard core punkの可能性に燃えに燃えていた。 “ 何処でもできる、誰にでもできる、何でもできる “ との神聖なるパンクスローガンを鵜呑みにし、惜しげも無く20代後半の与えられた少ない時間と、汗水たらして働いたちっぽけな金をつぎ込んで、バンド以外のひとつの野望に向かっていた。それは、“ ロンドンで自分のデザインを刷ってもらい、それを逆輸入して、その当時、単なるファッションでは無く何処よりも早く80年代文化に着目、フィードバックし、未来に向けて新しい方向性を模索していた日本のパンク文化にひとつの実績として提示したい “ と思っていたのだ。それは 名古屋ELECTRICの力を借りて“ ZODIAC “という方法手段で結晶化するのであった。

名古屋の “ エレクトリック “ で週末を過ごす日が多かったその当時、HIDEKI-MANからオレは興味深い話を聞いていた。それはいつもロンドンに行っては顔を出す、カムデンマーケットのストールに並ぶ “ 偽セディショナリーズ “ についての話であった。制作者の名前はデブデン。その当時非常に出来の良い英国製の偽物を作る、いわゆる “ 偽札作りの名人 “ だった人物で、彼は80年代中期から2000年期にかけてカムデンマーケットで堂々と偽セディショナリーズを販売していた。彼の作る作品は映画 “ SID & NANCY “ にも登場しており、更に大々的に販売を行っていたにも拘らず、マルコムマクラーレン、ヴィヴィアンウエストウッドからのクレームが一切無かったという、奇跡の公然としたブートレッグ作品となっていたのであった。彼の作品は日本人には真似のできないダイナミックさと、色彩感覚を有しており、絶妙なパンク感がひしひしと伝わってくる作品であった。その当時、国産の偽物、紛い物も多くあったのだが、彼が作る作品はそれらとは完全に異なっていた。それは日本では有り得ない雑さ加減と、微妙な色使いやサイズ感から見られる愛という善悪共存したパンク具合が、どうしようもなく素晴らしい雰囲気を醸し出すのであった。実際日本の大手メーカーがリリースしていたSEDITIONARIESも彼の作品だった時期があり。知らず知らずに、日本人には馴染みのある作品であった。

パンクエッセンスを感じ取る事ができるデザインは各時代に点在するのだが、70年代後半のパンク勃発から如実にオーバーグラウンドに現れ始める。それは80年代に入り様々な亜種進化が繰り返され、Tシャツをキャンバスに主義主張をアナーキーアートとして落とし込む方法は広く一般に浸透していった。しかし80年代後半になり、世間一般では時代の流れとともに徐々にロンドン、パンク文化からの離脱がはじまり、よりライトなアメリカンカルチャーに移行してゆく。日本ではいわゆるスケートブームやヒップホップブームの始まる時期と重なる。その後オーバーグラウンドではメッセージ性の強い作品は少なくなり、より過激な形となりアンダーグラウンドで生き抜くハードコアパンクがその手法を受け継ぎ現在でも訴え続けている。残念な事ではあるが、その後アート性デザイン性を基盤とした服飾文化では見かける事が少なくなり、筆者の記憶では日本の “ DEAD END “ が90年代初頭にリリースしていたオリジナルデザインが、バンドTシャツ以外でのメッセージ性が強い作品となる。そして日本では “ ZODIAC “ が生まれるまで沈黙を続けるのであった。

COPURATION

ロックンロールとは究極の自慰行為から始まる輪廻転生の言葉なのだが、結合して初めてローリングしてゆく物である。COPURATIONの意味は、 “ 性交 “ 快楽と絶望が同居する最高で最悪の行為である。そうkings road 430のSEXにギリギリまで接近してゆくのだが “ SEX “ では断じて無いのである。本来は “ COPULATION “ と綴るのだが、デザイン製作時に持病のパンクが騒ぎだし、LをRに変換する事となる。内包する意味合いは各個人で勝手に考えてくれ。言葉遊びのアイデアはオレの昔からの手法であり、ジグジグ的な “ 変な日本語、間違った日本語 “ への英語的変換を意識的に行い、異なる何かに仕立てあげる。そして、それをイギリスから逆輸入するといった、誰も見ていないところに何とも複雑で馬鹿馬鹿しい行為を20世紀末に行っていたのだ。暴走するオレの思考にネイティブの読みかたなん全く関係は無い。

絶叫する雄叫びは、人類本来の言葉にならない衝動。 “ SCREAM “ する事に真実は存在し、その “ 叫び “を冠に持つロックンローラーは、地球上にこの2人しかオレには思いつかなかった。” SCREAMING JAY HAWKINS (米) “ と “ SCREAMING LOAD SUTCH (英)“ だ。黒人の異端者と白人の異端者を綿生地上に同居させ、COPURATIONと絶叫させ白も黒も関係無い!というメッセージを放つ。1%13 LEATHER 1 同様、英米折衷でもある。両者のバイオグラフィーや取り巻く環境まで語りだすと本を2冊執筆しなければならないので割愛するが、両者とも非常に興味深い音楽活動+αの経歴を持つため、購入者は必ず聞く事を義務づける。そして、そこから新たな禁断の扉が開かれる事になるであろう。バックグラウンドに流れる調べは蓄音機から響くVOO DOO死者の歌。その下に並ぶ言葉はオレが英国に行くたびに集めている、ロンドンの真っ赤なテレフォンボックスに無造作に張られまくる下世話なコールガールカードの文言。そして “ 242-8786 “ は伝説のロンドン屋、“ エレクトリック “ の電話番号だ。その当時ロンドンに困ったり、名古屋で道に迷ったら、すぐ連絡が取れる画期的なシステムであった。

ELECTRIC VIOLENCE
“ 電気的暴力 “ と名打ったこの作品。もちろんCOPURATIONとの連作で、その当時(現在もだが)危機感を感じていたエレクトロテクノロジーを取り巻く環境への危機感をテーマにした作品である。来るデジタルエイジに対してアナログ感を強く表現させる為、あえて時代遅れなブラウン管TVをモチーフに60年代のSFモンスターへのコラージュを行い、70年代の英国アート&サブカルチャー誌 “ OZ “よりグラマラスな女性をサンプリングし恥辱する。誕生への行為としての単純理解も含めつつ、善悪両方の側面を持つこのデザインはデジタルとアナログの結合を同時に表現し、その後生まれいでる新世代を表現した。 ロックンロールと共に鳴り続ける “ SORE CORE “ はSDS期に作られた造語でノイズコアよりもっとメンタル的サウンド的にヒリヒリした極限状態を意味し、SDS後期のフライヤーにも使用される言葉である。


今回この幻の作品 “ ZODIAC “ の再発の背景には、2013年12月7日の名古屋BLACK BOOTSで行われたエキシビジョン “ ELECTRIC & CHELSEA “があり、それが引き金となり現在に至る事となる。HIDEKI-MANは “ KINGS ROAD “ オレは “ 1%13 “ として今を生き、過去から脈々と続く真実を現代に具現化し、そしてキャンバスがすり切れるまで未来に問題提示し続けるのである。

再発に当たって快く承諾してくれた、HIDEKI-MAN、製作に可能な限りのエネルギーを費やしてくれたBLACK BOOTS 岩前に心から感謝する。

TAKACHO LONDON

続記
日本での販売のみを前提にデザインし、HIDEKI-MANの好意によりオリジナルタグも作り、美濃加茂発、英国生産、名古屋からの全国発信を行ったのだが、当然のごとく両者とも製作と同時にイギリス本国でブートとして販売されており(想定内)タグ無しで国内に平行輸入されるといったアクシデントもあったのだが、もちろんそれに細かいクレームをかけるような野暮は一切しなかった。現在もZODIACのデザインは一部ブートがイギリスで生産されており、知らずに買う外国人も多数いるようである。フランス人が張り切って着ていたり、東欧のハードロックバンドが来ていたりと楽しいエピソード満載な事はちょっと面白いネタである。



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